♻️ 【茶都新聞:環境分析】① ペットボトルはどのようにリサイクルされているか ② 海洋プラスチックごみとペットボトルの関係 他
♻️ 【茶都新聞:環境分析】
ペットボトルはどうリサイクルされている?
| 茶都新聞 浅田美鈴 |
海のプラスチックごみとペットボトルは関係あるのか?
日本ではペットボトルの回収率は世界でも高い水準にあります。しかし、家庭から回収されたペットボトルは、すべてが元の「ボトル」に戻るわけではありません。
ここでは、ペットボトルのリサイクルの仕組みと、海洋プラスチック問題との関係をまとめます。
① ペットボトルはどのようにリサイクルされているか
Step 1:自治体の回収 → 選別
集められたペットボトルは、色、汚れ、ラベルの残り具合などで仕分けされます。汚れがひどいものは「リサイクル不可」になります。
Step 2:粉砕して「フレーク」に加工
選別されたボトルは洗浄され、5mm程度の細かい「フレーク」に砕かれます。
Step 3:再生樹脂「ペレット」へ
フレークを溶かして粒状にしたものが「ペレット」です。衣類、カーペット、文具、容器などの原料になります。
編集長がお持ちだった「ペットボトルで作られた絨毯」は、この再生ペレットを織物用に加工したものです。
なぜ再利用はコストが高いのか?
・洗浄・選別コストが高い
・品質の安定が難しい
・新品の石油由来プラスチックより高くなることがある
結果として、「使いたくても使いにくい」企業側のジレンマがあります。
② 海洋プラスチックごみとペットボトルの関係
海洋ごみの上位には、プラスチック片、漁具、発泡スチロールなどがありますが、ペットボトル本体・キャップ・ラベルも大きな割合を占めています。
なぜ海で問題になるのか?
・軽くて風で飛ばされやすい
・量が多い
・分解しないため海岸に残り続ける
・破片がマイクロプラスチックになる
海に流れたボトルは紫外線で劣化し、5mm以下のマイクロプラスチックになります。これを魚や海鳥が誤飲し、食物連鎖を通じて人間にも入り込む可能性があります。
③ 結論(茶都新聞 編集長向けまとめ)
日本はペットボトルの回収率が高いものの、再生にはコストの壁があります。
リサイクルの多くはボトルに戻る「水平リサイクル」ではなく、衣類や繊維などの「カスケード利用」です。
また、海洋プラスチックの中でも、ボトルの破片・キャップ・ラベルは環境への影響が大きい部分です。
編集長が撮影された「袋いっぱいのペットボトル」は、個人レベルの行動が環境保全に直結している象徴です。
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